NHKテレビテキストきょうの料理(雑誌)82ページに韓国厨房のトゥッペギが紹介されました。

韓国の豆腐料理スンドゥブを、1人分ずつつくる直火ＯＫの器

韓国料理に欠かせないトゥッペギは、調理道具と食器を兼ねた優れもの。
チゲやスープはもちろん、韓国料理以外にも使えます。

スンドゥブチゲ

トゥッペギは土焼きに焦げ茶または黄褐色の釉薬を着せて焼いて作られたものです。 見た目、粗荒い感じを与えますが火に強くスープなどの汁物に適しています。トゥッペギは過熱に時間がかかるという弱点がありますが、熱したあとの保温性に優れており料理を最後まで温かく召し上がれます。煮えにくい食材でも芯まで火が通りやすく料理の深い味をご堪能できます。
エコ素材で作られているため環境ホルモンの問題がなく健康的な調理道具です。

トゥッペギとは、地方によってトゥッペギ,トックスリ,トがリ,ドックスリドングと言われています。
韓国在来の器で種類が多様です。
トゥッペギは加熱に時間がかかるという短所がありますが、保温性に優れているため冷めにくいので,冬期のチゲ.ソルロンタン等暖かい食べ物に適しています。

耐熱トゥッペギVS一般トゥッペギ
トゥッペギを焼く時の温度と素材によって大きく二つの種類で分けられます。
1,200度の高温で焼き、熱に強い耐熱トゥッペギと、800度の低温でゆっくりと焼いた熱に弱い一般トゥッペギがあります。また土配合においてもちょっと差があります。耐熱材質はテンジャンチゲや豆腐チゲ、茶碗蒸しのように保温性と視覚的効果が必要なメニューに使われます。また、一般材質はソルランタンやヘジャンクックなどご飯や麺が入っている汁類などの保温性を高めるメニューに使われます。
最近、土の種類を変えたセラミックトゥッペギ、黄土トゥッペギ、ゲルマニウムトゥッペギなど素材の特性によって健康機能性を強調した製品も発売されました。ゲルマニウムトゥッペギは耐久性が強くてすき焼き鍋でもたくさん使われています。トゥッペギのデザインを生かしたメラニン製のトゥッペギもあります。軽くて耐久性が良く、回転率の高いセルフサービス産業やファミリーレストラン・社員食堂・フードコートに適しています。

トゥッペギの特徴
1. 天然の釉藥を使用しており人体には無害です。
2. 保温性に優れており長い時間できたての温かさと味を楽しめます。
3. 抗菌作用があります。
4. 直接火にかけることができる耐熱トゥッペギです。